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髙木 育美 | 福島キヤノンの人と仕事 | 福島キヤノン株式会社

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不良ゼロ安定生産体制の構築インクの品質は私が守る

QA部 QA第二課
髙木 育美

2017年入社
理工学研究科 バイオ化学工学専攻卒業

現在の仕事

規格外の製品を作らないように不良品の発生を未然防止し、高品質のインクを安定生産できる体制をつくることが私の仕事です。
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お客さまがキヤノンのプリンターを購入した際、新品にもかかわらず印刷した写真にかすれが発生したり、同じ色のインクを買ったのに印刷の色が以前と違ったりすることがあれば、キヤノンブランドの信頼を損ねてしまいます。そうならないために、規格外の製品をつくらないように対策を考案するなど、高品質のインクを安定生産できる体制をつくることが私の仕事です。具体的には、定期的に生産職場の工程確認を実施し、インクの品質試験などを行います。また、品質向上のための原材料・装置・製造方法などに改善があった際は、品質に問題がないか評価を行います。
女性が少ない職場のため、「女性代表として私が活躍してみせる!」という意気込みで業務に取り組んでいます。世界中で愛されるキヤノン製品の品質を維持・向上できるため、責任とやりがいのある仕事です。

エピソード

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工程確認の一つに、品質トラブルの未然防止活動があります。この活動は、生産装置や生産作業手順の中で、品質に影響を及ぼすリスクが潜んでいないか現場検証を行い、リスク対策が必要な箇所があった場合、対策を考案し実施する活動です。現在私は、この活動でリーダーを任されています。リーダーになった当初は経験が浅く、作業工程の理解が不足していたためリスク箇所を見逃してしまい品質トラブルへと発展しそうになったことがありました。実際にトラブルになる前に、作業工程を理解しているベテランのメンバーがそのリスクに気づき、回避できましたが、自分が気づけなかったことへの責任を感じとても反省しました。それからは、現場の作業工程を隅々まで理解できるよう努力し、疑問点はすぐに解消することを意識しました。また、些細なことでも気づいたことはメンバーと共有、確認するよう徹底しました。その甲斐もあり、現在も大きな品質トラブルはなく、キヤノン製品の安定生産・品質の向上に役立っていることは、嬉しく思うとともにやりがいを感じます。

福島キヤノンを選んだ理由

「ものづくり企業」「地元もしくは地元から近い企業」という2点を中心に就職活動を行っていました。福島キヤノンは高い技術力をもった地元のものづくり企業であり、高品質の製品を地元福島から発信し、キヤノンブランドの最前線に立てることに魅力を感じました。最終的な決め手となったのは、会社説明会に参加した時のことです。先輩社員の方々がとても気さくで話しやすく、仕事も私生活も楽しんでいる様子が垣間見えたことです。私はワーク・ライフ・バランスを大切にしたいと考えていたため、その話を聞いて心惹かれました。現在はフリーバカンス制度(GW・夏季・年末年始の連休以外に5日間連続で休暇を取得できる制度)を利用して、毎年友人と国内外へ旅行することが楽しみになっています。

学生のみなさんへのアドバイス

実際に会社に足を運び、そこで働く方々とたくさん会話することをおすすめします。
分からないことを分からないままにせず、積極的に質問しましょう。
私はそうすることでその企業で働くイメージを掴むことができました。
そして、自分の「好きなこと」「興味のあること」を大事にしてください。
失敗して落ち込んでも、それが原動力となってまた立ち上がることができるはずです。
ぜひ自分が楽しく働き続けられる会社を見つけてください。

一日のスケジュール

8:15
【課の朝会】 課全体での情報共有 (不在連絡・課のイベントなど)
8:30
【区の朝会】 グループ内での情報共有(仕事の進捗状況・1日のスケジュールなど)
8:40
【品質確認】 生産職場の貯タンクの品質管理試験実施
9:40
【規格検討】 インク規格適正化のための物性測定
11:00
【品質確認】 生産職場で取り扱っている帳票類の改訂箇所確認
12:00
【お昼休憩】
13:30
【品質確認】 関連部門と共に品質リスク低減活動の実施
16:45
退社
18:00
夕飯
夕食後の時間は、お気に入りのミシンで手提げバックなどをハンドメイドするのが趣味です♪
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※ 個人情報保護の観点から、仮名を使用している社員もいます。
※ 取材時の所属のため、異動している社員もいます。