今日は、福島キヤノンの職場環境やそれぞれの今後の目標についての座談会ということで、ファシリテーターを務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
早速ですが、現在の職場環境について教えてください。男女の比率や、女性に対して仕事や評価が公平でないと感じたことはありますか?
私の職場は、22人中女性が4名です。男女の差で仕事が公平でないと感じたことはありません。ただ、私は小さい子どもが2人いるので、残業がないように配慮してもらうことはあります。職場の方々のサポートのおかげで、仕事と子育ての両立ができているのでとても感謝しています。男女というよりは、個人の状況に合わせて担当業務が割り振られている印象です。
そうですね。私も、女性だからという視点で仕事や評価を固定されていると感じたことはないです。私の職場は24人中女性が7名なのですが、新製品の立ち上げはもちろん、他拠点や他事業所で自分の意見を発表する機会も積極的に与えてもらっています。
私の職場は20人中女性が5名です。私も、男女で仕事の差を感じたことはなく、実際に男性と同じ業務を担当しています。自分が挑戦したいことに対して「なんでも挑戦してみなさい!」と背中を押してくれる環境なので、今の仕事が楽しいと感じています。
仕事が楽しいのが一番ですね。皆さん職場で活躍されているようですが、休暇はきちんと取れていますか?
はい。休暇はとても取りやすいです。土日や長期連休に有給休暇を付けて休むことも問題ありません。その場合、業務の調整は必要ですが、周りの方々が協力してくださいます。
私も子どもの都合で突然の休暇も多いのですが、職場の方々がフォローしてくださるのでとても休みやすいです。上司もきちんと休暇を取っているので、課員も休暇申請をしやすいということもあります。
私の職場では、職場のメンバーの顔写真をボードに貼って、業務予定と合わせて、休暇取得日数や残業時間を記入して見えるところに掲示しているので、いつ・誰が・何日休んだのか一目で分かります。そのため、休暇日数が少なかったり、残業時間が極端に多い人がいると、課長から直々に業務の調整や、「休みなさい」と指導が入ります(笑)
それは素晴らしい取り組みですね。みなさん、きちんとワーク・ライフ・バランスを取りながら活躍されているのですね。
活躍しているといえば、留守さんは2017年の「MVP」※に選ばれましたよね。どのような取り組みについて発表されたのですか?
私は、2015年に製造現場から、現在の技術課に異動しました。
その時に課長から「微生物の分析をやってくれないか?」と頼まれたことがきっかけで、微生物の研究を始めました。当時社内で微生物に詳しい方がいなかったので、外部研修に通うなどして知識を深め、社内で初めて微生物研究を立ち上げました。
それが評価され、MVPに選んでいただきました。挑戦させてもらえる環境と、自分の出した成果を正当に評価してもらえる環境があったからこそ、何度も悩みながらも一つの成果として残すことができました。もちろん、先輩や同僚の協力があって成し得たことだと感じています。
そうですよね。私も上司や周りの人たちにいつも助けていただいています。
現在、プリンターに搭載されるプリントヘッドの工程改善の仕事をしているのですが、留守さんと同じように自分なりの考えを伝えたいと思ったときに、その意見をきちんと聞いてもらえる環境があることをとてもありがたいと感じています。
吾妻さんは、お子さんもいて仕事と子育ての両立をしなければならないですよね。
大変ではありませんか?
正直に言うと、毎日が目まぐるしく過ぎ、大変だと感じることもあります。
でも、会社の制度が整っているので、とても助かっています。例えば、子どもの急な発熱の際に保育園から呼ばれても、15分単位で取得できる時間単位休暇を使って、すぐに子どもを迎えに行けますし、子どもが小学三年生になるまでは短時間勤務にすることもできます。仕事と子育ての両立ができる支援制度が充実しているのでとても心強いです。
私は最近結婚したので、今後のライフプランを考える上でもそういった話は大変参考になります。
妊娠すると職場の近くに駐車場を用意してもらえる制度もありますよね。実際に利用している女性の先輩がたくさんいて、私自身も将来に不安を抱えることなく今やるべき仕事に集中できています。
須田さん、ご結婚おめでとうございます。
結婚して仕事への意気込みに変化はありましたか?
私は入社4年目で、インクカートリッジの生産計画立案や統制を担当しておりますが、新製品の立ち上げや、関係各課を取りまとめる役割など、若手でも責任ある業務を任せてもらっています。結婚前と変わらず、周りの方々と協力しながら、日々の業務に取り組んでいます。
そうですね。福島キヤノンは、仕事をする上で「女性だから」と何かを制限されることなく、チャンスを公平に与えられ、評価される風土がありますよね。
さて、それでは最後に、皆さんの今後の目標を教えてください。
私は、意識高く、自分の仕事に責任をもって取り組んでいきたいと思っています。周囲を巻き込んで、周りにプラスの影響を与えられるように成長していきたいです。
私は、以前一緒に仕事をしていた女性先輩社員を目標にしています。その方は、経験が豊富で、さまざまな分野の知識をもっていたので、何を相談しても必ず解決策を提案してくれる、とても信頼できる人でした。その先輩のように、どのようなことにも処理・対応ができて、周りから信頼される人をイメージして、自分を高めていきたいと思います。
そうですよね。私も胸を張って、後輩の良い見本となれる人財になりたいです。
何事にも興味を持って取り組み、10年・20年先も常に前向きでありたいです。
皆さん頼もしいですね。ありがとうございました。皆さんと話をして素敵な刺激をもらいました。男性・女性に関わらず、皆さんそれぞれ持っている個性を活かして、自分の目指す姿に向かって高め合っていきましょう。
※ 個人情報保護の観点から、仮名を使用している社員もいます。
※ 取材時の所属のため、異動している社員もいます。