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男性座談会

女性の活躍
企業がダイバーシティを推進する上で重要なのは、性別に関わらず仕事や家事、育児を両立できる環境が整っていることです。福島キヤノンでは女性の育児休業取得率100%を誇っていますが、男性社員の育児休業取得者がまだ少ないのが現状です。そのような中、今回は、育児休業制度を実際に利用した男性社員に集まっていただき、制度についてのリアルな話を語り合っていただきました。
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渡邉 隆哉

技術第六課
工学部電気電子工学科
2011年大卒入社
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佐藤 祐太

経営企画課(課長代理)
経済学部経営学科
2006年大卒入社
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八巻 修

技術第六課
理工学部宇宙工学科
2006年大卒入社
育児休業制度を利用したきっかけ・タイミングについて

私は、自分に子どもが産まれたら育児休業の取得をしようと入社する前から考えていました。そのため、学生時代から育休制度について調べ、家族にも相談をしていました。その後、子どもが産まれ、妻が先に育休を取得し、妻の育休期間の途中から私が6か月間の育休を取得しました。

私は以前、人事課に所属していて、育児休業の担当をしていました。取得を推進する立場だったので、いつか自分に子どもが産まれたら取得することになるだろうな、とぼんやり考えていました。実際に子どもが産まれて、1人目、2人目は実家の協力などで対応できたのですが、3人目の出産は難産で妻の長期入院が予定されていたことと、上の子の幼稚園の送り迎えなどもあったので、約1か月の育休を取得しました。

私はもともと子どもが好きで、自分に子どもが産まれたら、可能な限り一緒にいたいと思っていました。
また、私と妻の実家が遠方のため、両親に子どもを預けられる環境ではなかったことと、初めての子育てなので妻の負担を考え、育休取得に踏み切りました。

育児休業を取得する際の職場のサポートについて

私はチームリーダーでしたので、リーダーが仕事を抜けることに関して上司も最初は懸念があったようでした。しかし、上司と相談を重ねながらお互いが納得できる落としどころを決め、育休期間を5か月と決めました。また、チームの仕事の仕方にも工夫を加えました。リーダーが抜けても滞りなく業務を遂行できるように、チーム内で各自の業務の見える化や、中長期的に仕事の進捗を確認するなど、業務の仕組みを変えるさまざまな仕掛けをしました。チームメンバーの協力もあり、スムーズに育休に入ることができました。

やはり、業務へ影響がないかが一番心配でした。そのため、上司には育休取得に関して早くから相談をし、サポートをしてもらっていたので、きちんと後輩に引継ぎができ、安心して育休に入ることができました。

私も同じで、業務や職場の仲間に影響が出てしまったら申し訳ないと感じていました。しかし、上司に相談したところ、快く休んでいいよと言ってもらえてありがたかったです。職場の仲間のフォローもあり、育児に専念することができました。

育児休業を利用して感じたメリット・デメリットについて

デメリットとしては、社会から切り離されたように感じることが少しありました。働いていなくていいのかなと焦りを強く感じ、私は主夫には向いていないのだろうなと思いました。仕事と育児を両立させている方も多くいるのだから、まだまだ修業が足りません(笑)メリットは、その瞬間にしかできないことに立ち会えたり、 3人の子育てを満喫できたことです。幼稚園からの呼び出しがあったりと、そういったトラブルに対して、育休を取得していたから対応できたことを、後になって妻から感謝されました。

子どもの成長を自分の目でリアルタイムに見届けることができたことが1番のメリットです。また、育児は想像以上に過酷で、その大変さを妻と共有できたことも大きなメリットでした。
デメリットとしては、家にいる時間が長く手の届くところに食べ物があったので、6キロ太ってしまいました。体型維持が難しいところですね(笑)育休中は、佐藤さんのように社会から切り離されたように感じる人も多いと聞きますが、私はそう感じることは全くなく、むしろ平日に子どもと一緒にいろいろなことが経験できて、うれしい気持ちのほうが大きかったです。

メリットとしては、子育ては、愛情だけではなく、初めて経験する苦労や、周囲の方の協力と助けがあって成り立つことだと改めて感じることができました。育休中に、家計や子育てに関する人生設計を夫婦で話し合えたこともとてもよかったと思います。

女性の活躍

※ 個人情報保護の観点から、仮名を使用している社員もいます。
※ 取材時の所属のため、異動している社員もいます。